2022年11月9日、葉梨康弘法相は自民党議員の会合にて法相の役割に触れ、「死刑のはんこを押し、昼のニュースのトップになるのはそういう時だけという地味な役職」と発言しました。
今回は2022年7月に死刑が執行された秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大死刑囚(39歳)についてご紹介致します。
加藤智大の生い立ちが壮絶！
14年前の2008年6月、東京都秋葉原にて7人が殺害された無差別殺傷事件で、死刑が確定していた加藤智大死刑囚。
2022年7月26日午前、刑が執行されました。
無差別に7人もの命を奪った加藤智大死刑囚ですが、生い立ちが壮絶！という情報です。
「事件当時、加藤死刑囚の家庭の異質さがクローズアップされました。親が異様にしつけに厳しく、加藤死刑囚がテレビで見られるのは『ドラえもん』と『日本昔ばなし』だけ。勉強ができないと風呂に沈められたこともあったそうです」
- 家庭が異質
- 親が異様にしつけに厳しい
- 見られるテレビ番組は「ドラえもん」と「日本昔ばなし」だけ
- 勉強ができないと風呂に沈められた
そして、加藤智大死刑囚は地元でも有数の進学校に通っていましたが、同級生の多くが４年制大学に進むなか、短期大学に進学。
その後はアルバイトや派遣社員として職場を転々とするようになりました。
そうしてネットの掲示板に入り浸るようになり、社会への憎悪を募らせていきました。
事件後、加藤智大死刑囚の家庭環境を知った人々の中には「家庭環境について、酌むべき点はある。」という意見を述べる人もいました。
しかし、加藤智大死刑囚の起こした犯行の大きさ、卑劣さを考えれば、そこに同情の余地はないように感じますよね。
加藤智大の弟の死因は何？
加藤智大死刑囚の家族は事件後加害者家族ということで批判を浴び、父親は引きこもりになり、母親は精神科に入院。
弟さんは亡くなり、その死因は自殺ということです。
兄が犯した事件によって、弟さんの生活は次のようになりました。
- 職を失った
- 家を転々とした
- マスコミは放っておいてはくれなかった
- 就いた職場にもマスコミが来るため、次々と職も変わらなければならなかった
しかし、事件から1年余りが過ぎた頃、弟さんには彼女ができて、生きる希望となったそうです。
彼女は犯人の弟と知った上で、「あなたはあなただから関係ない」という反応だったんだとか。
しかし、事情を知りつつ交際には反対しなかった彼女の親が、結婚と聞いたとたんに猛反対したということです。
二人の関係が危うくなり、彼女も悩んでイライラしていたのだろうか、彼女から決定的なひと言が口をついて出たそうです。
「一家揃って異常なんだよ、あなたの家族は」と彼女から宣告されたことです。
彼女によって、閉ざされた未来が明るく照らされたように思えた弟さんですが、それは一瞬。
結局、自分の孤独、孤立感を薄めるには至らなかったとのこと。
自殺する前に弟さんが残した言葉が次の通りです。
「あれから6年近くの月日が経ち、自分はやっぱり犯人の弟なんだと思い知りました。加害者の家族というのは、幸せになっちゃいけないんです。それが現実。僕は生きることを諦めようと決めました。死ぬ理由に勝る、生きる理由がないんです。どう考えても浮かばない。何かありますか。あるなら教えてください」
加藤智大の母親の教育がスパルタだった？
加藤智大死刑囚の生い立ちが壮絶！ということで、親のしつけの異様さをご紹介致しましたが、母親の教育が特にスパルタだったという情報です。
加藤智大死刑囚の祖母は次のようにコメントしていました。
「特に母親のほうが教育熱心で、『部活なんてやらなくていいから勉強しなさい』と常にトモ(加藤智大死刑囚)を叱咤していました」
さらに、加藤智大死刑囚は子どもの頃から自宅に友人を呼ぶことを禁じられていたそうです。
その干渉は女性との関係にも及んでいたそうです。
加藤死刑囚の同級生は次のようにコメントしていました。
「どれぐらいの交際だったかはわかりませんが、加藤にはちょっとかわいい感じのガールフレンドがいたんです。でもお母さんに交際をやめろと言われて、泣く泣く別れたそうですよ」
弟さんも同じようにスパルタ教育を受けていたということで、自殺の大きな原因はもちろん兄が起こした事件。
しかし、母親のスパルタ教育が影響している可能性も十分に考えられますよね。
まとめ
今回は加藤智大死刑囚についてご紹介致しましたが、いかがでしたでしょうか。
家庭環境が及ぼす影響が非常に大きいことや、加害者家族への風当たりが強い日本について考えるきっかけになりそうですね。
