文春オンラインにて2022年10月23日、群馬県前橋市の国立群馬大学医学部で、3年生の約3分の1の異常事態が起き、「アカハラだ」と悲鳴が上がっていると報じられました。
今回は留年者が大量に出ている授業を担当している服部健司教授(63歳)についてご紹介致します。
服部健司の経歴!
現在、国立群馬大学医学部の「医の倫理学」と「医系の人間学」の授業を担当している服部健司教授ですが、経歴を早速ご紹介致します!
服部健司教授は、今から24年前の39歳あたりの頃から、様々な大学にて医学哲学や倫理学を教えています。
次の大学で、非常勤講師として働いていました。
- 東邦大学薬学部
- 明海大学歯学部
- 横浜国立大学
- 早稲田大学
- 東京大学
- 旭川医科大学
- 大分大学
- 前橋工科大学
現在は2つの大学で働いています。
1999年から現在までずっと群馬大学にて働いています!
最初は助教授でしたが、2002年からは教授という立場です。
また、2009年10月から現在まで、自治医科大学の非常勤講師を務めています。
服部健司の学歴!
服部健司教授の学歴は優秀そのものです!
- 幼稚園:目黒区の中根幼稚園(現在は廃園して建物もないようです)
- 小学校:世田谷区立八幡小学校→川崎市立住吉小学校
そしてお受験をして、港区にある中高一貫の男子校に入学をしました。
- 中学校:芝中学校
偏差値は65と言われ、全国2,237校中67位という情報もあり、非常に難関校であるとのことです!
服部健司の出身大学は群馬大?
群馬大学に長い間務めているため群馬大学出身?と思いますが、実際はもう少し複雑なようです。
服部健司教授は「医学」と「文学」の両方を学んでいました。
「医学」に関する学歴は次の通りです。
- 大学:旭川医科大学医学部医学科卒業
- 大学院:群馬大学大学院にて博士の学位授与
「文学」に関する学歴は次の通りです。
- 大学:旭川医科大学→早稲田大学に編入学し卒業
- 大学院:早稲田大学大学院にて修士の学位授与
ちなみに文学の分野でも博士の学位を取得すべく早稲田大学大学院に通っていたようですが、途中で退学しています。
文系分野も理系分野も学び、両方共に、大学院で修士や博士課程まで研究をしていた服部健司教授。
並外れた「頭の良さ」です。
服部健司の出身高校はどこ?
出身高校は中高一貫ということで、芝高校なります!
難関国公立や私立に多くの卒業生を輩出しています。
医学部への進学率の高さでも知られていています。
服部健司の評判は良い?
実は今回の問題よりも前に服部健司教授は、過去に群馬大学からアカハラを認定されているとのことです。
カリキュラム上、補習や再試験の制度があったが、2017年度に、留年して補習を受けていた学生に対して「学び取る姿勢を感じられないから補習に参加しなくていい」と連絡。
再試験も受けさせなかったそうです。
その学生は2017年度も単位を認められず、精神に不調をきたして休学し、大学はアカハラと認定しました。
そんな過去を持つ服部健司教授に対して、他の学生はどのように思っているのでしょうか?
twitterでは次のような声がありました。
服部先生、遅刻を許してくれない厳格な先生だけど、授業は面白いんだよね、という話を弟がしていた。
68になって、即興演劇を取り入れるの、医者は結果(台本)を読み上げるだけの仕事じゃないって考えがあったのかな、とか思う。
アカハラを認定するのは大学だけど、正しく評価されて欲しい。 https://t.co/dHmtWls1yy— MINAMI (@minminsaka) October 23, 2022
過去にもこのようなツイートがありました。
あと、服部健司先生の医療倫理学のABCもオススメ。一つ一つの問題にとても丁寧に議論されてます。大学院でこの先生の単位を取って良かった。
— Yutaka Kikuchi(JSNPT2024副大会長) (@studious_kick) January 21, 2013
大学4年で受けた授業の本を、ひさびさに引っ張り出して読んでいるなう。この先生のファシリテーション力すごい!って感じて、毎週勇んで受講していたのも、今は昔。なつかし! 医療倫理学のABC 第2版 服部 健司 http://t.co/mQjDDjPmAA
— rinascimento (@rinascimento741) November 2, 2013
2006年と2007年には「群馬大学ベストティーチャー賞」を受賞し、評判の良さが伺えます。
群馬大学の研究室HPには、本人の文章で自身のことや研究室への想いを綴っています。
学問を心から好きで、学びたい学生を応援したいという熱意が感じられる文章になっています。
学問に対して「本気」だからこそ、学生に対しても「本気」で接しているのかもしれませんね。
もちろんその信念はとっても素敵ですが、学生それぞれの抱えている問題や背景などもしっかり組める指導者こそ、本当の指導者ですよね。
ただでさえ医者が足りない今、信念を貫くことに執着せず、多くの学生に救いの手を差し伸べて欲しいですね。
まとめ
今回は服部健司教授についてご紹介致しましたが、いかがでしたでしょうか。
今後も、アカハラ問題の続報が気になるところですね。