歌舞伎町の「トー横」で、2021年11月に男性を暴行し死亡させた事件で、傷害致死の罪に問われていた関口寿喜被告が、2022年10月7日、求刑通り懲役10年の判決を言い渡されました。
今回は関口寿喜被告(27歳)の生い立ちや家族についてご紹介致します。
トー横リンチ事件
関口寿喜被告と被害者の氏家彰さん(当時43歳)は、若者の間で「トー横」と呼ばれる歌舞伎町の一角に集まる知人同士でした。
そして事件当日、仲間とトラブルになった氏家彰さんを助けようと現場に向かった関口寿喜被告。
しかし、仲間との関係悪化を恐れて暴行に加担し、共犯者の中で最も多い40回以上の暴行を加えたとのことです。
氏家彰さんは7時間にも渡り暴行され続け、肋骨など計38カ所を骨折し、外傷性ショックで亡くなりました。
関口寿喜の生い立ちが壮絶!
関口寿喜被告は、大学を中退して仕事も続かず、「トー横」に出入りするようになりました。
そして、その内にごみ拾いや炊き出しを通じて氏家彰さんと仲良くなったとようですが、そこまでの生い立ちが気になるところですよね。
関口寿喜被告は、内気な性格で、小学校時代から人とコミュニケーションをとるのが苦手だったとのことです。
高校では壮絶なイジメを受け、同級生たちにタバコの火を肌に押しつけられ殴られるなどしたため、通信制の高校に転校せざるを得なかった過去もあります。
就職するも長続きしない関口寿喜被告は、指定暴力団「住吉会」系三次団体に所属。
そしてその後、歌舞伎町に居場所を見つけました。
「歌舞伎町卍會(まんじかい)」という、未成年者による薬物乱用や売春など犯罪の温床となっている「トー横」界隈で、ゴミ拾いや治安維持活動を行うボランティア組織。
関口寿喜被告は2021年10月初旬まで「卍會」の副会長を務めていました。
救いを求めて「卍會」に入った身寄りのない女子たちに宿を与え、そこで性的関係を持ち、後に美人局(つつもたせ)をさせていたとのこと。
そして、数々の問題行動が総会長にバレて、関口寿喜被告は除名されたそうです。
関口寿喜は家族と不仲で家庭環境も悪かった?
関口寿喜被告は、仕事についても長続きせず、親子関係も悪かったという情報です。
父親から勘当され居場所を失い、「トー横」に流れ着いたそうです。
実際、関口寿喜被告の父親は、法廷で次のように証言していました。
「集団で暴行を受ける痛みを知っていたのに情けない……。間違った居場所を見つけてしまったんだと思います」
「卍會」のメンバーの多くは、親がアル中でDV家庭だったり、早くに両親を亡くし、居場所がないという背景を持っていたそうです。
世間の声
今回の関口寿喜被告の判決について、ネットでは様々な声があがっています。
懲役10年は短すぎる?という意見が多数ありました。
https://twitter.com/Asshole_Confirm/status/1578329991317581826?s=20&t=rRvhzMhyecuui8t-eKOSsg殺人って懲役10年で済むんだぁ
手軽だと思わんか?
他人の一生を自分の10年で好きに変えられるってんだから、こりゃぁ殺人増えるね!#関口寿喜#トー横https://t.co/FYB7e6sIgz
— 孤独な流れ人 (@kodoku_tabibito) October 8, 2022
まとめ
今回は関口寿喜被告の生い立ちや家族についてご紹介致しましたが、いかがでしたでしょうか。
同じような事件が起きないよう、身寄りのない子どもに対するケアを同じ境遇の人達同士で考えるのではなく、周りの大人が考える必要がありそうですね。